FITEA - 福井情報技術者協会
イベントレポート 2005-01-31
「ソフトウェア技術者サミット in 福井」
文: きたのこうじ 編集:新出 純壱
 「今こそ、立ち上がろっさ。ソフトウェア大国福井を目指して!」を合言葉に行われた、福井で初めてソフトウェア技術者達によるソフトウェア技術者達のための会合「ソフトウェア技術者サミット in 福井」。終始、熱のこもった講演が行われ、参加者もその講演の熱に触れ、日頃の開発に対してのモチベーションの向上に繋がるとのコメントをいただけました。
 この会合の主催は、アジャイルプロセスの普及活動をしている『アジャイルプロセス協議会』の方々、共催として福井の元気ある技術者達で作る『福井情報技術者協会(FITEA)』の準備委員です。
  たった1ヶ月前からの準備でこのようなクオリティ高いイベントができたのも、それぞれ準備を行った方々の努力と工夫、そしてアツい想いを持って積極的に参加して下さった皆様のおかげです。
開会のご挨拶
ギターSE  開催の第一弾として、福井でフリーコンサルタントの活動をしている北野氏が、開催宣言を行うとともに、県内で活躍する『ギターSE』を呼び、福井県内のソフトウェア技術者を斬ってもらいました。『ギターSE』の様子は、ムービーでごらんにいただけます。
第一セッション:「アジャイルプロセス協議会の活動内容と今後の展望について」
会場の様子  引き続き、北野氏による第一セッションが行われ、本会合の主催者であるアジャイルプロセス協議会の活動内容および今後の展望についての話がありました。
 アジャイルプロセス協議会では、今後他のコミュニティや学術系との協調活動を行い、アジャイルプロセスの日本でのビジネス界への浸透を目指しているとのことです。また福井県内でもアジャイルな活動ができたらとのことで、今後のFITEAの活動に期待しているとのことでした。

参加者の期待の声:
  • 事例などがあれば見たい、知りたい。
  • 業界以外(経営・経済分野)への認知度を高めて欲しい。お金を出す人にわかって欲しい。
第二セッション:「アジャイルプロセスのもたらすインパクト - ソフトウェアとビジネスの本質的困難をのりこえる知識主導型の経営、組織、プロセスについて考えよう - 」
会場の様子  次に、はるばる神奈川県からお越しの(株)一の大槻 繁氏による講演がありました。大槻氏はアジャイルプロセス協議会副会長&運営員長を務められています。
 内容は、アジャイルプロセスを従来の伝統的なプロセスと比較してどの点が優れているか?また、アジャイルプロセスのビジネスフィールドでのマニフェストについて講演されました。
 参加者からの感想としては、「アジャイルプロセスになじみの薄い福井県内のソフトウェア開発者にとって、すごく有意義なセッションとなりました。」のコメントがあり、質の高い講演であったことがわかります。大槻さん本当にありがとうございました。

参加者の声:
  • コストモデルの話がコロンブスの卵でした。
  • 今まで単語しか知らなかった(やばい!)アジャイルが少し見えた。
  • ソフトウェアの本質的困難の話がためになった
第三セッション:「今こそ、立ち上がろっさ。ソフトウェア大国福井を目指して!」
会場の様子  今回の会合を準備してきた福井県情報技術者協会(FITEA)準備委員の方々による、「今こそ、立ち上がろっさ。ソフトウェア大国福井を目指して!」と題し、FITEAによる発足準備セミナーがありました。
 準備委員として活動している、福井コンピュータの小島氏、テイジイエルの堀内氏、インフォネットの杉下氏、アイジュピタの新出氏、フリーランスの北野氏による合同セッション。

 まず、福井コンピュータの小島氏によるFITEAの概要説明や福井県内のソフトウェアに関するトリビアがあり、福井の実情が報告されました。
 福井の意外な実情に直面し、参加している人の顔が真剣そのもの。

 次に、堀内氏による、FITEAのミッション&今後の活動方針についての説明がありました。
 FITEAのミッションについては、参加者から「分かり易い」「賛同しやすい」「気持ちが高ぶる」「期待します」などのコメントを頂いた。
 FITEAのミッション:「私達は、福井をソフトウェア大国にするべく積極的に活動を行い、福井の情報技術者を心豊か、スキル豊か、フトコロ豊かにします」

 最後に、石川県からお越しになられている『北陸ソフトウェア技術者ネットワーク』の準備委員の方からの『北陸ソフトウェア技術者ネットワーク』の主旨などについての説明があり、FITEAと『北陸ソフトウェア技術者ネットワーク』とで協力していけたらということが確認されました。
参加者の期待の声:
  • 情報をもっと発信して!!
  • 継続した交流の場を開催して欲しい。
  • 地元のIT技術者を元気にして下さい。可能な範囲でお手伝いします。
  • 技術者間の知識をうまく共有するしくみを考えられたら、と(ソフトウェア、知恵)。
第四セッション:『リーンソフトウェア開発と「見える化」』
会場の様子  永和システムマネジメントの平鍋氏による『リーンソフトウェア開発と「見える化」』のセッションです。
 リーンソフトウェア開発の簡単な説明から始まり、ソフトウェア開発において見えない部分を見えるようにするアイデアについて披露していただきました。「振り返り」や「バーンダウンチャート」など実際にやっている参加者もいたみたいで、見える化がじわじわと浸透しており、ソフトウェア開発において活躍していることがわかりました。

参加者の声:
  • 「見える化」の各事例(特にふりかえり)。自主的な行動を生み出す為の「見える化」という考え方が良かった。
  • 見えるようにする事の必要性、手法。平鍋さんすごいっす。
  • 見える化のための具体的な方法を例示していただけた。ペアボードは早速使って見たい。バーンダウンチャートは減量の時にも同じようなやり方が行われているなと思い出した。
第五セッション:『ソフトウェア開発の成功・失敗の意外な要因』
会場の様子  福井コンピュータの小島氏の指導の下、参加者全員でグループに分割し、グループディスカッション方式で、日頃の開発現場での失敗談から失敗の原因についてのディスカッションが行われました。会場はディスカッションの声で100dBは優に超える程の活発なコミュニケーションの交換の場へと様変わり。
 ディスカッションの結果をグループ毎に発表して頂いたところ、「コミュニケーション不足」、「見えないものだらけなこと」、「巻き込まれること」などが原因でソフトウェア開発が失敗しているとの意見が出されていました。

  セッションの最後に、皆さんにアンケートを書いて頂きました。特別アンケートとして「システム開発の悩み」と「システム開発の喜び」そして「今一番アツい事」を挙げて頂きました。このアンケートの集計結果は、後ほど回答者全員に配布させて頂きます。
その他の写真1 グループ1の発表資料 グループ2の発表資料 グループ3の発表資料 グループ4の発表資料 グループ5の発表資料

参加者の声:
  • 参加者のパワーを感じられました。
  • プロジェクトの70%は失敗している。また、みなさんからの意見で官公庁の仕事は3月に集中して大変だということも改めて分かりました。
  • 巻き込まれ型。
  • 講師、聞き手の双方向のコミュニケーションが良かった。
交流会
会場の様子  めでたく各セッションが終了した後、同センター内の2Fレストラン『グレイズ』にて、ささやかながら立食形式の交流パーティーが開催されました。
 平鍋さんから乾杯の挨拶「フィティアー!」で開始です。
 名刺交換はもちろんのこと、異業種交流会とは違って「共通の話題」がある為、会話も弾んでいたようです。
 話題はイロイロですが、新人教育の話だったり、開発手法の話だったり、苦労話だったり・・・。
  最後にみんなでお疲れ様をして解散しました(一部、その後2次会へ突入・・・)。
まとめ
 改めまして、ご参加していただけた方、この会合にご注目していただけた方。厚く御礼申し上げます。
 今回のソフトウェア技術者サミット in 福井を通して、福井の技術者としての今後の進むべき方向・やらなければいけない何か、が掴めていただけたかと思います。我々が一流の技術者で居続けなければいけない理由。それが一人でも多くの方と共有することができ、そして今後のFITEAの活動を通して一人でも多くの方と交流することができたら。。。ソフトウェア大国福井は現実となりうるでしょう。
 ご参加頂いた方々の目を見ていると、一日も早くFITEAを立ち上げ、活動しよう!っとそんな気になりました。本当にありがとうございます。
 一日も早くFITEAの活動を活発なものにしていきたいと思います。ご期待ください。ご参加ください。よろしくお願いします。

 交流用の掲示板を設置しましたので、イベントの感想や今後の活動についてのご意見、休憩がてらの雑談など、お気軽に書き込みくだされば幸いです。

FITEA準備委員一同
付録:会場アンケート集計結果
■セミナー情報はどこでお知りになりましたか?
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■このようなセミナーを定期的に開催して欲しいですか?
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■セミナーの開催日は平日・休日が良いですか?
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■アジャイルプロセス協議会の活動には興味はありますか?
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■FITEAの活動には興味はありますか?
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■FITEAで議論・勉強して欲しいWG、分科会、テーマはありますか?
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